プロダクトキー 販売 について

法的には使用権が与えられプロダクトキーがあれば著作権法上コンピューター上にロードできるとされています。



プロダクトキーはWinXP 以降、市販のPC上でキージェネレターを使い

偽造品を作ることはマイクロソフトの鉄の防御システムといわれ技術的に不可能です。





プロダクトキーはある平文を推測されないように暗号化したものです。

我々が良くお世話になるRSA暗号化には二つの素数を使います。




辻井重男さんの「暗号」の本によりますと




それぞれの2つの素数秘密鍵

それらをかけ合わせた積が公開鍵




秘密鍵ニコの積は公開鍵として一般公開しちゃいますが、どういうわけか安全です。

やってみるとわかりますが積から2つの素数を見つけるのはたいへんです。

たった2桁の素数では




例 71 × 97     6887  からはこの二つでしか割れないので、

この二つを取り出すのは素数を順番全部当てはめて割らないと解けません。




実際使用しているのは150桁 150桁ぐらいを秘密鍵にする素数です。




MSではさらに解きにくするために一般のPCでは求められない

巨大な素数をMSにはスーパーコンピューターで求めたぶんベリサイン社のビデオで見ましたが

地下深く鉄格子の部屋に鍵をかけて保存しているのです。たぶん。






そして平文に公開鍵を掛けて暗号化します。




平文の機械語の長さ01101011 これが8bitで半角英数字一文字を表すのですが、またこれが長くなれば長くなるほど区切りが広いので法則性が見つけにくくなり解読しにくくなります。webでは128bitを使っている場合が多いようです。




暗号を平文に戻す秘密鍵での複号化の式は RSA暗号 - Wikipediaに書いてあります。






人類は鍵の構造を二重化するのに2000年を要したのである。




署名は逆で、本人だけが知っている秘密鍵で暗号化し受け取ったほうが公開鍵で認証します。

暗号化されたWindowsのプロダクトキーは 今適当に真似をして作ると、

UI7BB-D2H87-27KJZ-V9H3P-QTQKT

このようなものです。これらの組み合わせは

一桁 数字 10  アルファベット26 = 合計36種類の文字 15桁 の 組み合わせ


 36×36×36×36×36x36×36×36×36×36x36×36×36×36×36


これをgoogleの検索の窓は計算機能がありますので入れて計算します。

2.2107392 × 1023 


221垓、(兆・京・垓・抒・穣)という単位で、中に最大で100億ぐらいの当り(使えるキー)を想定して

設計したようですが、(人類の数をもしのぐPCの数?ありえませんが…)もし100億全部当りが入っていても100億/221垓=1/2012 2兆分の1 これは宝くじより遥かに低い確率なので偽造は絶対に無理とされています。


これはMS社の鉄の防御システムと言われています。現実で実証されておりWinXPから採用されたこのシステムはハッカーによる偽造は現在までも不可能となっています。

認証する部分をクラック(破壊)し認証を迂回するソフト(Warez 俗に言う “割れもの”)はありますが、MSがupdateでパッチを当てると、更新プログラムのDefenderによって悪意のあるソフトウェアの削除ツール-->認証システムの修復-->認証不能となります。



ちなみに、このようなソフトを製造、配布したハッカーは見つかると直接刑事告訴されます。

但し使った方はライセンス同意書に同意しないまま認証を迂回して使うと合法です。





プロダクトキーは文字列による一行のテキスト文です。




売買は著作権法や他の法律での禁止事項がありません。




そもそも法律には使用許諾権やライセンスという言葉がありません。著作権法では音楽や小説やプログラムのコピーの複製権は著作者に限定するという決まりです。勝手にコピーして売ると違法としています。